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資産未来予報 Pro
完全操作マニュアル
iDeCo・NISA・特定口座・現金をモンテカルロ法で確率的にシミュレート
設定から結果の読み方まで、すべてわかるガイド
繰り上げ年金チャンネル 公式ツール
1このツールでできること
「資産未来予報 Pro」は、老後の資産推移をモンテカルロ法で確率的にシミュレーションするWebツールです。1回のシミュレーションで1,000通り(設定変更可)の未来を計算し、楽観〜悲観シナリオを幅広くカバーした結果を提供します。
図1|ツール処理フロー
| 口座種別 | 主な機能 | 特記事項 |
| 💰 現金・預金 | 初期残高・収支管理 | 投資リターン非連動 |
| 🏛 iDeCo | 積立→受取シミュレーション | 口座別リターン・ボラティリティ設定可 |
| 📊 NISA | 積立→取崩(定額/定率) | 新NISA年間上限の注意書きあり |
| 🏦 特定口座 | 積立→取崩+譲渡税計算 | 利益部分のみ課税で計算 |
2アクセス方法(Basic認証)
シミュレーターは kuriage.jp/tools/asset_forecast_pro.html にホストされています。アクセス時にブラウザのBasic認証ダイアログが表示されます。
図2|ブラウザのBasic認証ダイアログ(Chrome・Safariなど共通)
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noteの購入記事を開く記事内に記載されているユーザー名とパスワードを確認します。
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シミュレーターURLにアクセスブラウザのBasic認証ダイアログが表示されます。
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ユーザー名・パスワードを入力してサインイン正しく入力するとシミュレーター画面が開きます。一度サインインするとブラウザが記憶するため、次回以降は不要です。
⚠️
パスワードは大文字・小文字・記号を正確に入力してください。コピー&ペースト推奨です。スペースが混入しないようご注意ください。
3設定入力タブの使い方
ログイン後、画面上部に2つのタブが表示されます。最初は「⚙️ 設定入力」タブが選択されています。
図3|画面上部のタブ
3-1|設定ロック機能
設定入力タブの最上部に「🔒 設定を確定」ボタンがあります。押すと全入力欄がロックされ、誤操作を防止できます。
図4|ロックボタン(設定完了後に押す。解除ボタンはロック中のみ表示)
💡
ロック中は全ての入力欄(スライダー・数値入力・チェックボックス・ラジオボタン)が操作不能になります。変更したい場合は「🔓 解除」を押してから修正します。
3-2|期間・初期資産
各入力欄はスライダーと数値入力ボックスがセットです。どちらを操作しても同じ値に連動します。
図5|スライダー+数値入力ボックスの連動操作
ℹ️
初期資産はすべて万円単位で入力します(ラベルに「万円」と表示)。例:「1000」と入力すると1,000万円として計算されます。
3-3|収入・生活費・インフレ率
図6|収入・生活費・インフレ率セクション
| 項目 | 説明 | デフォルト |
| 給与手取り(年額) | 税引き後の年収。退職年齢まで収入として計上。 | 300万円 |
| 給与 マクロスライド | 給与の実質成長調整。0%でインフレ連動。 | 0.00% |
| 退職年齢 | この年齢以降、給与収入がゼロになる。 | 65歳 |
| 公的年金 受給開始年齢 | この年齢から年金が収入として加算される。 | 70歳 |
| 公的年金(年額) | 年間の年金受取見込み額。 | 120万円 |
| 年金 マクロスライド | 年金の実質調整。通常は −0.6%。 | −0.60% |
| 退職前 生活費 | 退職前の年間生活費(インフレ連動で毎年増加)。 | 250万円 |
| 退職後 生活費 | 退職後の年間生活費。 | 200万円 |
| インフレ率 | 物価上昇率。生活費・年金等に影響する。 | 1.00% |
3-4|iDeCoの設定
図7|iDeCo設定パネル(アコーディオン式)
| 項目 | 説明 | デフォルト |
| 積立開始年齢 | iDeCoへの掛金拠出を始める年齢 | 40歳 |
| 積立終了年齢 | iDeCoへの掛金拠出を終える年齢 | 65歳 |
| 積立(月額) | 毎月の掛金額(万円単位) | 2.3万円 |
| 受取開始年齢 | 受取開始年齢(60〜75歳) | 65歳 |
| 受取(年額) | 年間の受取額(万円単位) | 60万円 |
| 期待リターン(年率) | 年間期待収益率(%) | 4.00% |
| ボラティリティ | リターンのばらつき。大きいほど結果の幅が広がる。 | 12.00% |
3-5|NISAの設定
図8|NISA設定パネル(取崩方法:定額 or 定率を選択)
💡
定額 vs 定率取崩の違い
定額:毎年同じ金額を取り崩す(例:年100万円)。残高が少なくなっても取崩額は変わらない。
定率:毎年残高の一定割合を取り崩す(例:年4%)。残高に連動して変動する。
3-6|特定口座の設定
デフォルトはオフ(未使用)です。「特定口座を使う」チェックを入れると詳細設定が有効になります。
図9|特定口座設定(デフォルトはオフ)
ℹ️
特定口座は利益部分のみ課税で計算します。元本相当分は非課税扱いです。譲渡税率デフォルトは20.315%(所得税15%+住民税5%+復興特別所得税0.315%)です。
3-7|一時イベントの設定(最大12件)
特定の年齢に発生する一時的な支出・収入を最大12件まで登録できます。
図10|一時イベント(アコーディオン式、最初の3件は展開済み)
3-8|モンテカルロ設定
図11|モンテカルロ設定
| 項目 | 説明 | デフォルト |
| 試行回数 | シミュレーションの繰り返し回数。多いほど精度が上がるが計算時間も増える。 | 1,000回 |
| 破綻確率しきい値 | この確率を超えた年齢で⚠警告が表示される。 | 20% |
| サンプル軌跡を表示 | グラフに個別シミュレーション結果の薄い線を表示。 | ON |
| サンプル表示本数 | 表示する軌跡の本数。多いとグラフ描画が重くなる。 | 80本 |
3-9|シミュレーション実行
図12|実行ボタン(押すと自動でグラフ・結果タブに切り替わる)
⚠️
「⏳ シミュレーション計算中…」と表示されます(約1〜3秒)。計算完了後、自動で「📈 グラフ・結果」タブに切り替わります。
4結果タブの見方
4-1|4つのサマリー指標
結果タブの最上部に4つの指標カードが表示されます。
資産が残る確率
78.5%
最終資産>0の試行の割合
破綻確率(総資産≤0)
21.5%
最終資産がマイナスになった割合
最終資産(中央値)
1,200万円
全試行の真ん中の値
最終資産(10〜90%)
−500〜4,800万円
80%の試行が収まる範囲
図13|4つのサマリー指標カード(例示値)
4-2|重要変換点タグ
図14|重要変換点タグ(退職・年金・有効イベントが色別で表示)
4-3|資産推移グラフ(Chart.js)
図15|資産推移グラフ(Chart.js)。ホバーでツールチップ表示。
4-4|破綻確率推移グラフ
図16|破綻確率推移グラフ(赤線が紫の破線しきい値を超えた年齢で警告表示)
4-5|グラフ凡例
グラフ下に「📊 グラフ凡例」テーブルが自動表示されます。
| ライン | 意味 | 備考 |
| 総資産 10-90%帯 | 確率分布の幅(薄い塗りつぶし帯) | モンテカルロ分布範囲 |
| 総資産(平均) | 全口座合計・平均値 | メイン指標・青実線 |
| 現金(平均) | 現金・預金残高の平均 | 投資リターン非連動 |
| iDeCo(平均) | iDeCo残高の平均 | 口座別リターン適用 |
| NISA(平均) | NISA残高の平均 | 口座別リターン適用 |
| 特定口座(平均) | 特定口座残高の平均 | 譲渡税考慮 |
| 破綻確率(%) | 総資産≤0の試行の割合 | 下段グラフの赤線 |
| しきい値N% | 警告しきい値の水平線 | 紫の破線 |
ℹ️
グラフ内のラインはすべて日本語表記です(Streamlit版と異なり文字化け対策の英語表記はありません)。ツールチップも日本語で表示されます。
4-6|結果テーブル・CSVダウンロード
図17|結果テーブルとCSVダウンロードボタン
「📥 CSVダウンロード」を押すと asset_forecast_pro_results.csv がダウンロードされます(文字コード:UTF-8 BOM付き、Excelで直接開けます)。1行目に著作権情報が入っています。
4-7|積立/受取 統計
図18|積立/受取統計(3列表示・シミュレーション期間全体の平均値)
5活用のヒント
A
「現状ケース」を入力してベースラインを確認する現在の資産・収入・支出をそのまま入力して結果を見ます。これが「何も変えなかった場合」の基準になります。
B
「改善ケース」と比較するNISA積立額を増やしたり退職年齢を変えたりして再実行し、結果を比較します。CSVダウンロードで両方の数値を並べて検討できます。
C
破綻確率の「転換点年齢」に注目する破綻確率がしきい値(デフォルト20%)を超えた年齢が表示されたら、その時点の支出削減・積立増額など具体的な対策を検討します。
D
ホバーツールチップで年齢別の詳細を確認する資産推移グラフにカーソルを当てると、その年齢の総資産・現金・iDeCo・NISA・破綻確率が数値で表示されます。
💡
リターン・ボラティリティの目安
低リスク(債券中心):期待リターン2〜3%、ボラティリティ5〜8%
中リスク(バランス型):期待リターン4〜5%、ボラティリティ10〜15%
高リスク(株式中心):期待リターン6〜8%、ボラティリティ15〜25%
6よくある質問
❓ 同じ設定で何度実行しても結果は同じですか?
はい。線形合同法による疑似乱数生成器(seed=42固定)を使用しているため、同じ設定なら毎回まったく同じ結果になります。
❓ グラフに薄い灰色の線がたくさん表示されるのは何ですか?
「サンプル軌跡」です。モンテカルロの各試行結果を個別に表示したものです。「サンプル軌跡を表示」のチェックを外すと非表示になります。表示本数はスライダーで調整できます(デフォルト80本)。
❓ 試行回数を増やすとどう変わりますか?
結果の精度(統計的な安定性)が上がります。ただし計算時間も増えます。通常は1,000回で十分です。より厳密に検証したい場合は3,000回を試してください。
❓ NISAの年間上限360万円を超えた積立額を入れるとどうなりますか?
入力は可能ですが、注意書き(「試算用に最大100万円/月まで入力可」)が表示されます。実際の運用では上限を必ずご確認ください。
❓ ブラウザのBasic認証を毎回入力するのが面倒です。
一度入力するとブラウザがパスワードを記憶します(「パスワードを保存」を選択)。次回以降は自動入力されます。スマートフォンでもブラウザのパスワード保存機能をご利用ください。
❓ 特定口座で「利益部分のみ課税」とはどういう意味ですか?
例えば100万円投資して150万円になった場合、利益50万円に対してのみ譲渡税(デフォルト20.315%)が課税されます。元本100万円分の取崩は非課税として計算されます。
❓ シミュレーション結果を信じて投資判断してよいですか?
本ツールはあくまで「確率的な試算」であり、将来の資産額を保証するものではありません。投資にはリスクが伴います。実際の資産運用は専門家へのご相談をお勧めします。
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